初めての／自分だけのお遍路でもっともドキドキするのは参拝作法ではないでしょうか？
でも大丈夫！
この記事を一度見たら、すぐできます。
何といっても、みんな暗チョコ（経本のことです）を見ながら参拝してますし♪
皆さん難しく考えすぎだと思います。
重要なのは心です。
江戸時代のガイドブック「四国辺路道指南」にも、“光明真言”、“大師宝号”、“ご詠歌”を三編読めば良いと書いてあります。
書いたのは高野聖の“真念法師”です♪
●流れは。。。
霊場に入る→手・口を清める→鐘を撞く→
→本堂でお参り→大師堂でお参り→納経→霊場を出る
です。
“入る”、“清める”、“撞く”、“出る”は普段の神社・お寺へのお参りと同じでOK。
ではそれぞれをご説明♪
霊場に入る
門前又は境外で手を合わせて一礼して入ります。
手・口を清める
手水場（手水鉢）へ行き、次の順で手と口を清めます。
- ひしゃくを右手に持って、左手を清める
- ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を清める
- 左手で水を受け、口を清める
- ひしゃくを洗い清め、元の場所に戻す
鐘を撞く
鐘楼へ行き、優しく2回撞く。
(禁止している霊場もあるので注意、その場合は省略）
もし撞き忘れても参拝後には撞かないようにしましょう！（出鐘≒出金）縁起を担いでいます。
忘れたら、心の中で謝ってそのまま進みましょう（禁止のところと同じです）。
本堂でお参り
ろうそく、お線香、お賽銭、お経、納め札を納めます。
順不同でも可ですが、大体は次の順です。
またツアーごと先達ごとに唱えるお経（種類・回数）は、いろいろとバリエーションがあります。
- ろうそく(1本)に火をつけ、ろうそく台に立てる
- お線香(3本)に火をつけ、香炉に立てる
- お賽銭を賽銭箱に入れる
- 納め札を納め札箱の入れる
- 手を合わせて礼拝する
- 般若心経を1回唱える（経本を見ながら）
- ご本尊のご真言を3回唱える（大体ご本尊の横にひらがなで書いてあります。経本でも可）
- 光明真言を3回唱える
- 大師宝号を3回唱える
- 手を合わせて礼拝する
初めてだと、どう唱えたら良いか？も不安ですよね。
今はネットでお経を調べるとyoutubeなどで音源出てきます。便利な世の中です（笑）
尚、お参りの方法は次の“大師堂”も同じです。
自分は初めての時、一緒になったツアーの先達さんが優しく教えてくれました♪
ツアー客じゃないのに。
これも「お接待」ですかね。
あとは自分の前にお参りしている人を“真似る”で良いと思います。
注意点は。。。
- もらい火をしない
→元の火をつけた人の業をいっしょにもらってしまうから - ろうそくは奥から立てる
→手前から立てると熱くて次の人が立てにくいから
くらいです。
ちなみに最初にも書きましたが「四国辺路道指南」によると“般若心経”は読まず、3回唱えるのは“ご詠歌”だけで良いそうです♪
もっとも大切なのは心構え。
お参りの仕方も人それぞれってことですね。
大師堂でお参り
本堂のお参りと同じです。
落ち着いてお参りしましょう♪
納経する
納経堂へ行き、納経帳とお金を渡して納経する
納経帳の出し方にも指定がある霊場があります。指示されたら従いましょう。
納経帳を受け取ったら、ちゃんと乾かしましょう。
きれいな納経帳のほうがいいでしょ♪
御影は忘れない／無くさないようにしましょう。
自分は初めてのお遍路で一つだけなくしてしまい、結願した後、もう一度その霊場までもらいに行ったことがあります(涙)
ツアーの方や白衣への納経と一緒になると時間がかかります。
お互い様と気を使いましょう。
重ね(一つの納経帳に二回以上納経している人)は印を押すだけなので早いです。
譲って。。。もらえるといいなぁ（自分の願望です）
霊場を出る
門内又は境内で手を合わせて一礼して出ます
まとめ
文章で書くと難しく感じるかもしれませんが、やってみるとすぐに出来ると思います。
不安になったら。。。隣の人の真似をしましょう（笑）
ちなみに霊場会が推奨している読経は
開経偈、懺悔文、三帰依文(3回)、十善戒(3回)、発菩提心真言(3回)、三摩耶戒真言(3回)、般若心経、ご真言(3回)、光明真言(3回)、(ご詠歌)、大師宝号(3回)、廻向文
です。
もっとも多いツアーの方々ではまずここまで唱えません♪
記事通り、または廻向文が最後に追加されるくらいです。
自分は。。。
開経偈、般若心経、ご真言(3回)、光明真言(3回)、大師宝号(3回)、廻向文
ですね。
最初に買ったお遍路の本に書いてあったので（笑）